消化管内視鏡検査
食欲不振や腹痛などの消化器症状は日常よく遭遇する症状ですが、逆流性食道炎や消化性潰瘍、食道癌や胃癌などを診断するには日本が世界をリードする消化器内視鏡が欠かせません。当クリニックでも富士フィルムメディカル社製の細径内視鏡を用い、特殊光装置を駆使して、様々な消化器疾患や癌の早期発見を目指します。日本消化器内視鏡学会認定指導医として最先端の医療提供と同時に、細径経鼻内視鏡、CO2送気、鎮静内視鏡によって苦痛の少ない検査を行います。
- 細径内視鏡/経鼻内視鏡検査
鮮明な画像でありながら直径5.8mmの細さとなり、検査時の苦痛が激減しました。従来からの経口内視鏡はもちろん、”オエオエ”となる咽頭反射が圧倒的に少ない経鼻内視鏡も可能です(図1)。 - 特殊光装置
楽になったが詳しい検査ができなければ意味がありません。胃炎やミリ単位の癌を見つけるために最新の特殊光画像処理システムを導入し病変を検索します(図2)。 - CO2送気
検査時に胃を膨らませる従来の空気送気に比べて、二酸化炭素(CO2)送気を使用することで、吸収が速やかに行われ、検査後の胃の張り感がなく楽になりました。 - 鎮静内視鏡
細径、経鼻、それでも苦痛があるという方には鎮静剤も使用可能です。安全性も考慮し、検査後は30分から1時間は安静をお願いしています。
図1.経口内視鏡と経鼻内視鏡(当クリニック採用)の径比較
従来の内視鏡と比較して、圧倒的に細く柔らかい内視鏡で検査の苦痛を軽減します。
図2-1
図2-2
図2-3
図2.特殊光内視鏡画像
図2-1に微小な早期胃癌が存在しますが、なかなか判りにくい病変です。当クリニック採用の内視鏡では、ボタンを1つ押すだけで特殊光装置モードに切り替わり、早期胃癌病変が鮮明に見える様になります(図2-2、図2-3の赤矢印)。